叢荘8148号室―草ヒロとは・・・

「草ヒロ」とは

もともとは旧車を扱う自動車雑誌『ノスタルジック・ヒーロー』(芸文社発行)でのワンコーナーでそう表現されたのが始まりです。

かつて技術・デザインを含めて時代の先端を象徴したスポーツカーや、レジャー、旅行に欠かせなかった数々の乗用車、のみならず縁の下の力持ちのように活躍した商用車、輸送車両や公共車両などが、今はその役目を終えてひっそりと草むらの中で年月を重ねている、そんなクルマたちの姿に畏敬の念を込めて「草むらのヒーロー」(略して「草ヒロ」)という呼び名が与えられています。
街なかや郊外の路傍、草地や山林のなかに放置されている自動車を見かけたことはありませんか?
基本的にはそれが「草ヒロ」です。
 とはいえ、探索するときには、ただ放置されているものをすべて「草ヒロ」として撮影するのではなく、そのなかでも経年変化の著しいものや、生産台数が少なかったり現在では生産中止になっていたりする車両など、幾らかの稀少性を含むものを見つけ出し、それが街を走り、活躍していた時代に思いを馳せながら撮影するのがその醍醐味であるといえるでしょう。
(ヅラヲ)


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