'05 11月総評
「何はなくとも11月は紅葉であろう」 ということで今回探索隊は紅色に化粧をした美しい山々を拝みに山間部へと繰り出すことにした。 実は今回は今年の3月、6月に同行した後輩を誘っていて、事前に参加OKの返事をもらっていたのだが、集合時間を過ぎても現れない、連絡しても返事が無い、ということで仕方なくうっちゃっておくことにした。 3人で高速道路を一路東へ。適当なインターを降りて気の向くままに車を進めると、しばらくして眼前に広がるのは綺麗なオレンジ色をした一面のミカン畑。まさに心が洗われるようである。 さらに自然を求めて奥地へ。しかしその途中、懸念されていた事態がついに起こった。 「ちょ、ちょっと停めてくれる・・・?」 そう、後席のタチが何とギブアップ宣言をしたのである。思えば連日の過酷なワークと薬漬けの彼の身体はもはやパンク寸前、外の風に当たりに車を飛び出した彼を一瞥しつつ、インチンがヅラヲに 「だめだよ、こんなクニャクニャした道通ったら」 と諭す。 車に戻り後席で横たわった彼を尻目に、しかしヅラヲとインチンはまるで何事もなかったかのように適当なオッサン話に花を咲かせた。 車はS県とA県の境をまるで挙動不審車の如くウロウロしている。 しかし天気は快晴、まさにドライブ日和である。 小二時間くらい経過してようやくタチも復帰し、さて昼食をとろうと考えたのだが、当然ながら山中奥深くを徘徊しているため、食堂などそう見つかるものではない。 途中見事な紅葉とそれをカメラに収めようとする人々を見て秋を実感しつつも、肝心の食堂が見当たらない。 ようやく小さな湖の近くに在る施設で遅い昼食にたどり着いた。 しかしそこの店員(いかにも地元の高校生風のバイト娘)の態度〜常にサンダルをペタンペタン言わせて歩き、灰皿を頼んでも忘却の彼方、頼んだ丼モノはガタン!とビックリするぐらい無造作に置かれる〜にインチンは顔色を変え、タチとヅラヲはひたすら苦笑。 しかし五平餅はデカかった。 午後の部は、対向車とすれ違い困難なほどの細い県道にはまり込んで肝を冷やし続けた。正直、それしか記憶に無い。大体、100系ランクルでこんな道通ってくるなよと。 で、「秋の日はつるべ落とし」と言うけれど、本当にあっという間に日が暮れた。 しかし最後に筋書きのないドラマが待っていた。 解散場所の某駅に戻る途中、突然タチの携帯が鳴る。 例の後輩からであった。デカい声が漏れて聞こえてくる。 「すいませ〜ん、今起きました〜。一週間日にちを間違えてました〜〜。」 野、野郎・・・。 ・・・・・・あれ? 草ヒロは・・・・・・?? (ヅラヲ) |
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