叢荘8148号室―インチンコラム「草ヒロ探索紀行」其乃五(1)
其ノ五
「探索隊 1周年を迎える」
(1)


光陰矢の如し、なぞと昔の人は言ったものだが、なるほど月日の経つのは驚くほど早い。

百代の過客

毎回ダラダラと集まり、ウダクダと馬鹿話に興じ、パラパラと草ヒロを見つけていた我々ZIT探索隊だったが、振り返れば探索活動をはじめて早1年が過ぎ去り、あまつさえホームページ開設からも1年が経過している。

何をやらせてもディア○スティーニが裸足で逃げ出すほど3日坊主な我々が、よく持ったもんだな、と感慨もまたひとしおである。ひとえにリーダーの人徳によるもの、と無責任に褒め称えよう。
 1年前と比べて3人が3人ともな〜〜〜〜んにも変わっていないことが一番の要因だとも思うが、それは公然の秘密である。細かな個人差はあるものの、基本的にメンバー全員がいい意味でテキトーでイイカゲンでノンキなのだろう。

私事ではあるが、私などはサービス開始時から参加している「FF]T」で、つい最近メインジョブがレベル60になったばかりなのである。
 未だにジュノのどの階層がどこに出るのか分からず迷ってしまうのである。
 シグネットかけてくれる人が全階層にいたことをこないだ初めて知ったのである。
 もはやリンクシェル内部での会話が知らない単語が多すぎて、モニターの前で首を傾げているのである。
ひとつこの場をお借りして、リンクシェルメンバーに伝えておきたい。
「これからもこんなインチンを見捨てないでね」

以上、当サイトとは百億光年もかけ離れたことで数行を費やしたことを関係諸氏に深くお詫びいたします。
なんか例えが悪すぎて、ノンキの度合いが判る人にしか判らないこととなってしまったが、とにかくメンバー各人がひたすらテキトーでイイカゲンでノンキなのだ。

タチ隊員で例えていうならば、彼氏はとにかく朝に弱い。何度も述べてきたことなのでご存知の通り、我々は早朝に集合し探索活動を始める。

「ワタシを怒らせてしまいましたね!」

去る日の出来事だが、いつものように、前日リーダーから指定のあった某駅に早朝集合したリーダーと私だったが、残るタチ氏がいっかな現れない。
 駅に列車が着くたびに、すわ彼氏が着たかと改札の向こうを伺う我々であったが、そこには毎回一陣の風が舞っているのみである。
 あれは何本目の列車が過ぎた頃であったか、隣に佇むリーダーから異様な熱気を感じて私は恐る恐る彼の顔色を覗き見た。うちのリーダーは温厚なことにかけては、ちょっと有名な人物であるが、その仏の顔が怒りのあまり醜くゆがんでいる。もしリーダーがフリーザなら既に最終形態に変身をとげている、といった感じである。
 あまりのことに私も真っ青になっていると、リーダーがギロリと私をねめつけて言った。

「ちょっとタチ氏に電話かけてみて」

台詞こそ平凡だが、
「おい、なにボサッとしてんだ?てめぇも命が惜しかったらトットと野郎に電話つなげや、ごるぁ」というリーダーの本音を敏感に感じ取った私は、震える手で携帯のメモリを呼び出す。
 長い呼び出し音の後、ようやく繋がったタチ氏は電話の向こうで驚くべき反応をしめしたのだ!!

「・・・・・あぁっ!!

「いいかげんすぎ!」

野郎、マジ忘れてやがった。昨日の今日なのに・・・。
 もはやノンキとかそういうレベルの話じゃないような気もするが、とかくこのような具合で我々は草ヒロ活動に従事しているのである。タチ氏が特別ノンキなのではなく、三者三様どんぐりの背比べなのはここでわざわざ断る必要もあるまい。
 私に限っていうならば前回の探索紀行が、え〜と2004年の9月脱稿で、今これ書いてるのが・・・・・・まぁこれ以上述べなくてもよかろう、察していただきたい



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