其ノ七 「探索隊 TAMに行く」 (2) |
さて、一部脚色もあったが、そんな経緯を経て我々探索隊のメンバーはTAMことトヨタ博物館に聖地巡業の旅にでることと相成ったのである。 この雑文にお目を通しの方々は無論この博物館のことはよくご存知のことと思うが、私は全くといっていいほどその存在を知らなかった。おそらくタチ氏も名前くらいしか知るまい。 ざっと調べてみるとそこは、愛知県は長久手にある自動車の博物館で総敷地面積約14,000坪、自動車文明の業績を体系的に見れるように19世紀末から20世紀の実用者約120台ほど展示されているところということである。1989年オープンだから、つまり平成元年になる。なにやらごく最近のことのように思うが、それは私が20代最後の頃から、社会的に求められなければ年齢を数えるのをやめたからであり、この年におぎゃぁと生まれた赤ん坊が既に18歳になってることを思えば、最近、というのは少しく言い過ぎである。 また、1999年にオープンした新館では、日本のモータリゼーションの歴史を人の暮らしと生活文化と関連して展示されている。こちらは、この年におぎゃぁと生まれた赤ん坊が……まぁやめておくが、こちらは最近できたといってもよさそうだ。 ともかくも、いつもしたり顔で旧車探索なぞしてる我々が、こういった博物館に足を運んで自動車の歴史を振り返るのも、なかなか有意義なことではないですか? 私は一体誰に聞いてますか? それはともかく、かような場所なので自動車の歴史を振り返るならここほど適した場所はないといえる。 ここで唐突に自動車の起源とは何だろう? と私は愚考してみる。 なんだか子供の頃TVでみた「マンガはじめて物語」を思い出してきたのは余談に過ぎる。興に乗ってもっと書いてみることにする。 さて、では本邦に自動車なるものがやってきたのはいつのことなのだろうか? どうも最初は明治29年、というからには西暦でいうと1896年、モトラッドなる2輪車が最初らしい。 さて、そんなこんなで探索隊は博物館に向った。 ■次ページ(3)へ ■前ページ(1)へ |
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