叢荘8148号室―インチンコラム「草ヒロ探索紀行」其乃五(3)
其ノ五
「探索隊 1周年を迎える」
(3)


ま、結論からいうと『95%AV』という看板に偽りなく、有体にいえば拍子抜けする作品であったことを報告しておく。
 詳しく作品内部に供述すると、既に手遅れの感がないわけではないが、我々探索隊の品が落ちるのでよすことにする。

残りの数%はなんだったんでしょうね

しかしながら世に『95%AV』なるジャンルがあることを3人全員が初めて知ったことも事実で、こんなんでいいなら我々でも『5%AV』くらい撮れそうな気がする。それにしてもこれに出して買った御仁がいるわけで、私としては同情を禁じえない。

「だから捨ててあったタチよ・・・」

なるほど、と隊員全員が深く納得した。
 納得したところで次はこのDVDの処置に窮した。道行く男子中学生に3000円程で売りつけたらどうか? という私の申し出は隊員全員の反対にあい、といってコンビニのごみ箱行きでは芸がない
 議論紛糾したあげく、次に見つかった草ヒロのたもとに奉納して草ヒロの神に捧げることで落ち着いた。

合掌、チーン

そんなわけで夕暮れ間近い民家の隣に鎮座していた草ヒロの足元に、我々ZIT探索隊の面々に一時の感興を授けた伝説の『95%AV』は奉納されることと相成り、隊員一同粛々たる気持ちで各々拍手を打ち、ちょうど民家から出てきた若いお父さんと幼子の不審げな視線を背中に浴びて我々は慌ててその場を去ることと相成った。

これが「掘り出し物鑑賞会」の一連の出来事である。
 てゆうか写真室の総評で「インチンコラムにて後日報告予定」ってやっぱり遠まわしの原稿催促ですよね? ね? え〜と遅くなってすんませんした、いやホントに反省。

さて少し古い話になるが、2004年9月に敢行された探索1周年記念特別企画「幻のフジキャビンをもとめて」である。
 主催した我々はあくまでおふざけ企画だったのだが、思いのほか反響がよく、私ですら2、3の知人に「で?結局あれは何だったの?」などという質問を受けたわけだが、無論それは天地がひっくりかえっても明かすわけにはゆかぬ
 さすがに今ではフジキャビンを見たなど大きな口は叩けない訳だが、それにしてもよく似た廃車体を32kmウォークの最中にちらりと見た記憶はあるのだが・・・? 地獄の100kmウォークの時だったかしらん? もはや寄る年波に勝てず、最近の記憶も覚束なくなった私にこれ以上の追及は本コラムでもって終わりとしていただきたく筆をとった次第です。だから、これ以上の検証探索もナシね、おふたりさん。

えへらえへら

・・・えっと話が逸れたな。ここで言いたいことはまるきり別のことなのである。例の「幻のフジキャビンをもとめて」のサブタイトルに「インチン企画2」と銘打ってあったことである。
 え? じゃあ「インチン企画1」なんてあったのかよ!? と突っ込む方も少なからずいると思うが、いや話の都合上、否が応でも突っ込んでいただきたいが、そう、実はあったのです。「インチン企画1」が。
 なにやら思わせぶりに告白してるが、当初に断った通り、以下の告白もまた比較的どうでもいい部類の話なのでひとつご理解とご協力を。

「幻のフジキャビンをもとめて」に先立つこと4ヶ月前、2004年5月の探索旅行中にその企画は実行され、実はこっそりと発表されていたのです。しかしながら見事にこっそりしすぎた為、恐らく誰にも気付かれていない可能性が非常に高く、あえてこの場をお借りして改めて発表しておきます。
 写真室2004年5月のヅラヲ氏の5月総評を見てください。
 文章最下段(ヅラヲ)の署名の横、カーソルを合わせてクリックしてみて下さい。ハイそこが「インチン企画1」のページです。ホームページ開設1周年ということもあって、今まであえて公表してなかったんですが、まぁお暇な方はお誘いあわせの上どうぞお越しください。内容については何度も断っていますが、どうでもいい内容なので重ねてご了承をば。

?

ホームページ開設1周年特別企画「インチン企画3(仮称)」もひそやかに進行中ですので、乞うご期待。
・・・・って来年くらいには発表できるといいねぇ・・・・



(2005.4.25)




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-CONTENTS-
◆序 
◆其ノ壱  「探索隊 おおいに誤解されること」
◆其ノ弐  「探索隊 ジンクスに悩むこと」
◆其ノ参  「探索隊 サクラチル」
◆其ノ四  「探索隊 豁然大悟すること」
◆其ノ五  「探索隊 1周年を迎える」
◆其ノ六  「探索隊 高速道路 ひそむワナ」
◆其ノ七  「探索隊 TAMへ行く」


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